“安里”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あさと50.0%
あんり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これはある年のムシボシの時分、尚泰王が安里あさと氏に話されたとの事でありますが、安里氏が那覇尋常高等小学校の訓導富名腰ふなこし氏を通じて私に告げられたのであります。
琉球史の趨勢 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
当時沖縄に革命が起って尚巴志の王朝が亡ぶとさっそく首里城の京の中で国王選挙の大会が開かれたとのことでありますが、群衆の中から白髪の老人安里あさと比屋ひやが声を放って
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
見ると、これも近所の別荘に住んでゐる萱野かやの夫妻が、息子の安里あんりと一緒に、テニスをやりに行く途中、例によつて声をかけに来たのである。
落葉日記 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
まき安里あんりは、甚だコーヒーをたしなんでゐた。彼は、朝昼晩、家にあつても外にあつても、機会を選ばずコーヒーを飲んだ。
田巻安里のコーヒー (新字旧仮名) / 岸田国士(著)