“安全燈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ラムプ50.0%
ランプ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれどもその安全燈ラムプの光りは、やがて又、赤いすすっぽい色に変るうちに、次第次第に真暗くなって消え失せてしまったかと思われた。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それに連れて半分粉炭こなずみに埋もれた福太郎の安全燈ラムプが、ポツリポツリと青い光りを放ちつつ、消えもやらずに揺らめいたのであった。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
峯吉の安全燈ランプを発見した係長は、検屍も瓦斯ガス検査もひとまず投げ出して事務所へとじこもり、不安気な様子で頭痛あたまを抱えていた。
坑鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
係長はなに思ってか急にいやアな顔をすると、その安全燈ランプを取り上げて、これも又同じように様子の変ってしまった浅川監督へ、顫え声で云った。
坑鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)