“嬪”の読み方と例文
読み方割合
ひん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっとも歴世、後宮のひんには、大みきさきに次いで、女御にょご更衣こういなど、寵妃の数にかぎりはない制度だったので、ひとり後醍醐のみを怨じ奉る筋あいもない。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
銘々が自分の娘をひんだの夫人だのというものにして自分の血縁を天皇に立てようと企むに至って、相続のたびに、否、常に相続をめぐって、お家騒動の絶え間なき連続のようなものだ。