“奇矯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ききょう90.9%
きけう6.1%
エクサントリック3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の簡潔主義は一面このような節制を伴っていたのであり、これが彼を奇矯ききょうさや、奇矯さから来る退屈さから防いでいたことはあきらかだ。
チェーホフの短篇に就いて (新字新仮名) / 神西清(著)
あふるゝ浄福、なごやかな夢見心地、誇りが秘められなくて温厚な先生の時間などには、私は柄にもなく挑戦し、いろ/\奇矯きけうの振舞をした。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
レエヌさんの意地悪も、強がりも、孤立も、奇矯エクサントリックなさまざまな振舞いも、今こそ、そのいちいちの意味がはっきりとわかるのである。
キャラコさん:05 鴎 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)