“夭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よう45.5%
えう27.3%
わか18.2%
はや9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人間の世界には、時の長さを計る器械ができたそうじゃが、のちのち大きな誤解の種をくことじゃろう。大椿たいちん寿じゅも、朝菌ちょうきんようも、長さに変わりはないのじゃ。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
さくは東條琴臺の子信升しんしように嫁して、名をふぢと改めた。ふぢの生んだ信升の子はえうし、其むすめが現存してゐるさうである。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
彼が年わかくから早くもこういう大義大私に到達していたのは、何といっても、両度の上洛がその信念をかたく誓わせたものにちがいない。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「父親にははやく死に別れ、頼りの兄弟姉妹もなく、ただ母親ひとりのたもとにすがって日を送るものでございます」
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)