“天鈿女命”の読み方と例文
読み方割合
あめのうずめのみこと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七月十二日の夜から十三日の暁へかけて摂社みやのめ神社——祭神天鈿女命あめのうずめのみことほか二柱——の祭があり、舞人が青摺あをずりの舞衣をきて舞ふ。
府中のけやき (新字旧仮名) / 中勘助(著)
天鈿女命あめのうずめのみことが、岩戸の前で、踊っている。鶏が大きく口をひらいて、鳴いている。手力男命たぢからおのみことが、岩に手をかけて開いたところに、天照大神あまてらすおおみかみの美しい顔が見える。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
『古語拾遺』に天鈿女命あめのうずめのみことは〈猿女君の遠祖なり云々、今かの男女皆号して猿女君とす〉とある通り、その子孫代々男女とも父の氏を称せず母の氏で押し通したんだ。