大狼狽おおまごつき)” の例文
これがお竹ででも有ろうものなら、直ぐ見たくでもないつらふくらして、沸々ぶつぶつ口小言を言う所だ。それを常談事じょうだんごとにして了って、お三どん新参で大狼狽おおまごつきといって微笑にっこり……偉い!
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
慣れぬ雑巾掛ぞうきんがけまでさせられた上に、無理な小言を言われても、格別厭なかおもせずに、何とか言ったッけ? 然う然う、お三どん新参で大狼狽おおまごつきといって微笑にっこり……偉い! 余程よっぽど気の練れた者でなければ
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「お三どん新参で大狼狽おおまごつき……」
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)