“大巾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおはば60.0%
おほはば20.0%
タイキン20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、横丁々々から一斉に吹き出した火は長いなりに大巾おおはばになって一面火の海となり、諏訪町、駒形一円を黒烟に包んであばれ狂って来た。
鉄門はすでに固くとざされたり、赤煉瓦あかれんぐわへいに、高く掲げられたる大巾おほはばの白布に、墨痕ぼくこん鮮明なる「社会主義大演説会」の数文字のみ、燈台の如く仰がれぬ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
能楽の「石橋」を見ても大巾タイキンには角はないが利巾リキンには角があり〔註三〕さらに我国の獅子頭にも、角のあるのは決して珍しいものではなく
獅子舞雑考 (新字新仮名) / 中山太郎(著)