“夕暗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうやみ79.5%
ゆふやみ17.9%
ゆふや2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なに、佐々木殿が見えたと」つかつかと彼は玄関へ出てきたのである、そしてほの明るい夕暗ゆうやみ軒端のきばに、その人の影を透かして見て
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この取り合はせは彼が現に愛着してゐる、春のこゝろの感ぜられる、静かな画材だつた。そして夕暗ゆふやみがやがてそれを包むのである。
姉弟と新聞配達 (新字旧仮名) / 犬養健(著)
が、今度は林の奥も、あら方夕暗ゆふやみに沈んでゐた。
山鴫 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)