“墻内”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
カキツ60.0%
かきつ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
横佩墻内カキツ郎女イラツメは、どうなるでせう。社・寺、それとも宮——。どちらへ向いても、神さびた一生。あつたら惜しいものでおありだ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
横佩墻内カキツ郎女イラツメは、どうなるでせう。社・寺、それとも宮——。どちらへ向いても、神さびた一生。あつたら惜しいものでおありだ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
寺と言ふ物が、奈良の内外にも幾つとあつて、横佩墻内かきつたゝへられてゐる屋敷よりも、もつと広大なものだとは聞いて居た。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
三条七坊をすっかり占めた大屋敷を、一垣内ひとかきつ——一字ひとあざな見倣みなして、横佩よこはき墻内かきつと言う者が、著しく殖えて来たのである。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)