“堙滅”の読み方と例文
読み方割合
いんめつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「鶯張は今の人が何程いくら工夫しても出来ないというが、建築家の意見は何うだね? 矢張り埃及エジプト木乃伊ミイラ見たいに堙滅いんめつした技術かしら?」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
或は蒲生君平となりて涙を山陵の荒廃堙滅いんめつそゝがしめ、勤王の一気は江戸政府の鼎猶隆々たる時に在りて既に日本の全国に磅礴はうはくしたりき。
頼襄を論ず (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
しかし、私の解釈の証拠は浅野が死んだ以上堙滅いんめつしてしまっている。瀬川の解釈は自然を証人にたてるよりほかには法廷の問題にはならぬ。
犠牲者 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)