“執行金”の読み方と例文
読み方割合
しゅぎょうきん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数年の辛苦を嘗め、数百の執行金しゅぎょうきんを費やして洋学は成業したれども、なおも一個私立の活計をなし得ざる者は、時勢の学問にうとき人なり。これらの人物はただこれを文字の問屋と言うべきのみ。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
すなわち他にあらず、身代しんだいの貧乏、これなり。およそ日本国中の人口三千四、五百万、戸数五、六百万の内、一年に子供の執行金しゅぎょうきん五十円ないし百円を出して差支なき者は、幾万人もあるべからず。
小学教育の事 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)