“埒明”の読み方と例文
読み方割合
らちあ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
墓参りもし、法事も済み、わざとの振舞は叔母が手料理の精進(しやうじん)で埒明(らちあ)けて、さて漸(やうや)く疲労(つかれ)が出た頃は、叔父も叔母も安心の胸を撫下した。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「埒明(らちあ)かんで、久しい風邪でな、稼業は出来ず、段々弱るばっかりじゃ。芭蕉の葉を煎じて飲むと、熱が除(と)れると云うので、」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いづれも最早や埒明(らちあ)き候へば暇乞ひして在所へ罷越(まかりこし)候にや。某(それがし)かの娘の姿を今一眼見んとて所々を捜し候へども遂に見ること叶(かな)はず、そのまゝになり候。