“城外”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうがい62.5%
そと25.0%
しろそと12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その一方の土手どてむこう、そとぼりをへだてた城外じょうがいやなぎのかげに、耳に手をかざして、館のなかの騒音そうおんをジッといている者がある。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「奪って逃げるは易いにしても四四本丸のこの城から城外そとへ出ることはむずかしい。まずもう少しく様子を見て、……それにしても武者所鬼王丸めはどこに何をしているのであろう?」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「はい。たしかに、お城外しろそとへ無事にお逃げになったことは知れましたが、なお、はっきり御生死をつきとめぬうちはと」
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)