土塊どろ)” の例文
といいながらすかして見ると、石だか土塊どろだか分りませんが、はずみとはいいながらたれたあざは半面紫色に黒み掛り、れ上っていましたから、新吉がぞっとしたと申すは
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いきなり、しゃがんで土塊どろを掴んで投げつけたが、土塊どろは風の中で粉になってしまった。
麦の芽 (新字新仮名) / 徳永直(著)