土俵どひょう)” の例文
ってをたたきました。とうとういちばんおしまいに金太郎きんたろう土俵どひょうのまん中につっって
金太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
母が日傘ひがさを横にして会釈えしゃくし、最早もう熊本に帰っても宜しゅうございましょうかと云うた。いとも/\、みんなひどい目にったなあ。と士官が馬上から挨拶あいさつした。其処そこ土俵どひょうきずいた台場だいば——堡塁ほるいがあった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
金太郎きんたろうはおしまいにじれったくなって、からだを一振ひとふりうんとりますと、うさぎもさる鹿しかくまもみんないっぺんにごろごろ、ごろごろ土俵どひょうそとにころげしてしまいました。
金太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
いますと、くまがむくむくしたって、土俵どひょうをこしらえました。
金太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)