“国賓”の読み方と例文
読み方割合
こくひん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
孔子を国賓こくひんとしてぐうしようという国はある。孔子の弟子の幾人いくにんかを用いた国もある。が、孔子の政策を実行しようとする国はどこにも無い。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
国賓こくひん待遇で支那へ呼ばれて行った帰りに、俺は会ったんだ。支那革命の恩人として国民政府から招待されて孫文の遺骨埋葬式に参列したのだ。えらいもんだ。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
国賓こくひんの五卿は、休息がすむと、今夜の十一に、埠頭ふとうへもどる。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)