“四明颪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しめいおろ66.7%
しめいおろし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪が解けたので、この冬籠りのうちにき尽くして乏しくなったまきを採りに出てきたのである。雪に折れた枯れ枝や四明颪しめいおろしに吹かれた松葉が沢にも崖にもうずまっていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
湖の波騒なみさいか、四明颪しめいおろしか。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてれ言をかわしながらどっとそこで一つ笑うと、声もすがたも、たちまち四明颪しめいおろしにつつまれて暗い沢の果てへ去ってしまった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)