“啻事”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ただごと50.0%
たゞごと50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを斯うした遅い時間に、而も歩行の不自由な※疾者インバリットが起きて歩いているとすれば啻事ただごとでない。
日蔭の街 (新字新仮名) / 松本泰(著)
付て居たりし折から顏色かほいろつねならいきせきと立戻たちもど突然いきなり二階の小座敷へ這入はひりし容子ようす啻事たゞごと成らずと久八が裏階子うらばしごより忍び上りふすまかげたゝずみてうかゞひ居るとは夢にも知らず千太郎はうでこまぬき長庵に欺かれて五十兩かたり取れし殘念さよと覺悟を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)