“唐草”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
からくさ98.0%
アラベスク2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
銘仙の紺絣こんがすりに、唐草からくさ模様の一重帯を締めて、この前とはまるで違った服装なりをしているので、一目見た代助には、新らしい感じがした。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そんな時の彼の心持は、ただ一人で監禁された時には、無心で一途いちづ唐草からくさ模様を描きふけるものだといふ狂気の画家たちによほどよく似て居た。
それに唐草アラベスクの模様があって、まわりに真鍮のびょうが光っていた。ゴセック式の大きな釦金クラスプがそのまま製本の役をつとめていた。
踊る地平線:05 白夜幻想曲 (新字新仮名) / 谷譲次(著)