“唐梅紋”の読み方と例文
読み方割合
からうめもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
島商人しまあきんどとなって隠岐の配所へ近づいたり、また唐梅紋からうめもんの海賊旗のもとに、後醍醐のご脱出をたすけたりしてきた、あの岩松吉致なのである。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また沿岸には、さきごろ、海賊岩松の唐梅紋からうめもんの旗が出没していたこともあるので、それの牽制けんせいが大いにものをいっていたのかもしれない。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あきらかに“唐梅紋からうめもん”とわかる海賊旗をたてた親船が、出雲の日ノ御碕みさきや多古の沖を出没している」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)