“呈示”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ていじ50.0%
プレゼント50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここには何も異常な困難が呈示ていじされているのではなかった。かれをなえさせるのは、もう何物によっても満たされえぬどんよくとなって現われている厭気いやき——そこから来る狐疑こぎであった。
そうして、彼女は、私達が抗議するひまもなく、今まで彼女を、外見上ほかの女と同種に呈示プレゼントしていた、その唯一のアストラカン外套の扮装を、とうとう見事に拒絶してしまったのである。
踊る地平線:10 長靴の春 (新字新仮名) / 谷譲次(著)