吝嗇臭けちくさ)” の例文
自分の実子がある訳ではなく、食うに困る訳でもないのに、後には麦稈真田ばっかんさなだなどの賃仕事を引受け、僅かばかりの小銭をもうけることを楽みにしたり、すべてが次第に吝嗇臭けちくさく土臭くなって来た。
御萩と七種粥 (新字新仮名) / 河上肇(著)