“同棲者”の読み方と例文
読み方割合
どうせいしゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その同棲者どうせいしゃが無遠慮にも、行い、かつ主張せんとするようになって、そこにこの不思議なる夫婦は最初の、そして最終の夫婦喧嘩を始めたのである。
夫婦ではあっても、世間に対しては単なる同棲者どうせいしゃしくは許婚いいなずけと云う風に取って貰いたいので、そう呼ばれなければナオミは機嫌が悪かったのです。
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
老婆の唯一の同棲者どうせいしゃたる妹リザヴェータが家にいない、したがって、老婆は晩の正七時には必ず一人きり家に残るということを、思いもよらず聞き込んだのである。