台擦だいず)” の例文
畳に突伏つっぷすがごとく会釈をすると、お妙も、黙って差置いた洋燈の台擦だいずれに、肩を細うして指のさきを揃えて坐る、たもとが畳にさらりと敷く音。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)