“句読”のいろいろな読み方と例文
旧字:句讀
読み方割合
くとう83.3%
くぎり8.3%
くどく8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余十八九歳の頃片山再び浪華なにはに下り、立売堀いたちぼりに住す。余従つて句読くとうを受く。四書六経史漢文選等を読むことを得たり。
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「ワー。これあ漢文……しかも白文じゃありませんか。句読くぎり送仮名おくりがなも何も付いてない……トテモ僕には読めません。これは……」
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
其れから一切の句読くどく其他そのたの記号をも排斥するかはりに代数学の符号があらたに採用され、ぎやうれんわかつのも不経済だとあつてれんの場合だけに約一すんばかり字間をけ、其他そのたは散文の如くに続けて書く。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)