“古瓦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふるがわら42.9%
こが14.3%
こがわら14.3%
こぐわ14.3%
ふるがはら14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時表から二階の古瓦ふるがわらが少し見えたので、まだ生き残っているのかしらと思ったなり、私はそのまま通り過ぎてしまった。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
古甲冑こかっちゅう土偶どぐう木乃伊みいら、弓、矢の根、古い錦襴、銅板、鉄牌てっぱい古瓦こが、化石というような物が、整然と分類されて置かれてあった。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しかし伽藍がらんの配置は法隆寺式であり、飛鳥の原形をとどめる三重塔をはじめ、鳥仏師作と伝えらるる薬師如来にょらい坐像ざぞう及び虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつの二体が現存し、発掘品にも飛鳥の古瓦こがわら見出みいだされるので
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
今に土中より麻皺ましう古瓦こぐわいづるといへり。江濃こうのう両国境を経一里柏原駅。一里半醒井さめがゐ駅。虎屋藤兵衛の家に宿す。暑尤甚し。行程九里きよ
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
(ヌ)古瓦ふるがはら古建築こけんちく
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)