“取纏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりまと91.7%
とりま8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余は、わが研究室部員を率いてフランス戦線に三ヶ月を送り、その間に集成手術によって取纏とりまとめたる人体は十体に達した。
諜報中継局 (新字新仮名) / 海野十三(著)
いずれもその時の私の心境を率直、如実に告白致したいために、日記の記録する通りに文章を取纏とりまとめたものですから……。
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その千葉秀浦が推也納ウヰンナ旅籠屋はたごやで病死した時、環女史は多くの日本留学生に取纏とりまかれて、倫敦ロンドンで孔雀のやうな気取つた暮しをしてゐた。