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取組合
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とっくみあ
ふりがな文庫
“
取組合
(
とっくみあ
)” の例文
実は、
取組合
(
とっくみあ
)
いたいくらいなものだった。「ちと、お慰みにごらん遊ばせ。」……おまけに、ぽッと
紅
(
あか
)
くなった、怪しからん。」
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
頭から足の先まで、そっくり同じ、
二人
(
ににん
)
総監の
取組合
(
とっくみあ
)
いだ。しかも、それが夢でもなければ、お芝居でもない。白昼、警視庁総監室での出来事だ。
猟奇の果
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
フィリップは豚を小屋の隅に追い詰めて、短時間の
取組合
(
とっくみあ
)
いの後、取りおさえてしまった。
ぶどう畑のぶどう作り
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
……こう塩辛い、大沼を
視
(
なが
)
めるうちに、山下の向う岸に、泥を食って沈んだ小船の、
舷
(
ふなばた
)
がささらになって、鯉ならまだしも、
朝日奈
(
あさひな
)
が
取組合
(
とっくみあ
)
った
鰐
(
わに
)
の
頤
(
あご
)
かと思うのを見つけたのも悲惨です。
甲乙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
傍
(
そば
)
に居ちゃ、もうこっちが
撮出
(
つまみだ
)
されるまでも、
横面
(
よこつら
)
一ツ
打挫
(
うちひしゃ
)
がなくッては、新橋へ帰られまい。が、私が
取組合
(
とっくみあ
)
った、となると、随分舞台から飛んで来かねない友だちが一人居るんだからね。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
組
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“取組”で始まる語句
取組