“とっくみあ”の漢字の書き方と例文
語句割合
取組合100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……こう塩辛い、大沼をながめるうちに、山下の向う岸に、泥を食って沈んだ小船の、ふなばたがささらになって、鯉ならまだしも、朝日奈あさひな取組合とっくみあったわにあごかと思うのを見つけたのも悲惨です。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そばに居ちゃ、もうこっちが撮出つまみだされるまでも、横面よこつら一ツ打挫うちひしゃがなくッては、新橋へ帰られまい。が、私が取組合とっくみあった、となると、随分舞台から飛んで来かねない友だちが一人居るんだからね。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)