“取悪”の読み方と例文
読み方割合
とりにく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
予(かね)て申合せ候一儀大半成就致し候え共、絹と木綿の綾は取悪(とりにく)き物ゆえ今晩の内に引裂き、其の代りに此の文を取落し置(おき)候えば
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「おやまた怒ったか、笑ってくれ、拝む。拝む、おっと笑った、さてさて御機嫌が取悪(とりにく)いぞ。またもや御意の変らぬうちだ。」と抱竦(だきすく)めて元結(もとゆい)ふッつり。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
祖「黙れ、何だ斯様(かよう)のものを以て何の云訳(いいわけ)になる、これは何たることだ、綾が取悪(とりにく)いとか絹を破るとか、或(あるい)は綿を何うとかすると些(ちっ)とも分らん」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)