)” の例文
旧字:
段々雪が融けると、尾が消え、腹がむしられ、すきのような形をして、消えてしまうと語った、白い鳥は消えても、注意して見ると、岩壁かめしい赭色あかいろの農鳥は、いつ、いかなる時でも
雪の白峰 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
前穂高のかつい岩壁を仰いで、沢を登ると、残雪に近くなるかして、渓水がちょろちょろ糸のように乱れはじめ、大岩のっ立てたところから、滝となって落ちている、もう沢を行かれないので
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)