千軍万馬せんぐんばんば)” の例文
旧字:千軍萬馬
千軍万馬せんぐんばんばの将軍も、これにはきもつぶし、博士の一本脚——ではない実は超長靴を、絨毯じゅうたんの上に放り出した。
書類の埋高うずたかく積まれた大机のむこうに、鋭い青銅色の眼をした老紳士が控えている。背広を着ているが、千軍万馬せんぐんばんばの軍人らしい風格、これが有名な「第二号の人」だった。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)