十切位ときれぐらい)” の例文
雪江さんはおさつが大好物だった。私は好物ではないが、何故だか年中空腹を感じているから、食後だって十切位ときれぐらいはしてやる男だが、此時ばかりは芋どころでなかった。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)