勾践コウセン)” の例文
宮はとっさに、かたわらの桜の大樹の肌を削って、道誉の矢立の筆を借りうけ——天、勾践コウセンヲ——の二行十字の詩句を半ば夢心地で書いたのだった。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
テン勾践コウセンヲ空シウスルナカ
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)