勘定台かんぢやうだい)” の例文
店先には高い勘定台かんぢやうだいの後ろに若いすがめの男が一人、つまらなさうにたたずんでゐる。それが彼の顔を見ると、算盤そろばんたてに構へたまま、にこりともせずに返事をした。
あばばばば (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)