“劈(き)” の例文
三方から斬りかかるのを引っ外して、平次の手が懐中(ふところ)に入ると、久し振りの投げ銭。闇を劈(き)って一枚、二枚、三枚、ヒュッ、ヒュッと飛びます。
庭から劈(き)って来たらしい花をハトロン紙で包んで手にもっている。ゆき子は、井戸端の小さい草堤を、親しさをあらわした大業さで、やっこら、とまたぎのぼり
鏡の中の月 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)