“剣腕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うで66.7%
けんわん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「力はあるが、大した剣腕うでではないで、こんど出て来たら、拙者が真ッぷたつにしてくれるテ。なあ、うぬらア騒がずと見物しとれ」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
ちょっくらちょっとあるまいと、源三郎以上に剣腕うでの立つ人を立ちあいに……と、こっちが申し出たのに対して、望みどおりに、剣の上でも兄者人あにじゃひとたる柳生対馬守が、判定者!
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
昔だって同じことで、なるほど、大迫玄蕃は万年平番士、いつまでっても秘書課のすみにくすぶっているほうで、役所では、あんまりはばく顔ではなかったが——刀である。剣腕けんわんである。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)