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刻一刻
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こくいっこく
ふりがな文庫
“
刻一刻
(
こくいっこく
)” の例文
今夜
(
こんや
)
はまた、風と
霧雨
(
きりさめ
)
をまじえた、うすら寒い、まっくらな夜です。おまけに、あたりは
刻一刻
(
こくいっこく
)
ときみわるくなってくるではありませんか。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
出むかえの人がきの前列に立って左のほうをながめますと、明智探偵をのせた急行列車は、
刻一刻
(
こくいっこく
)
、その形を大きくしながら、近づいてきます。
怪人二十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
火はわらの
穂
(
ほ
)
を
食
(
た
)
べてゆくようにうつる。むーッとこもる
熱気
(
ねっき
)
は
刻一刻
(
こくいっこく
)
にたかまる。そして、むせるそばから煙は
目
(
め
)
や
鼻
(
はな
)
にしみて
防
(
ふせ
)
ぎようもない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かくて今や「自然主義」という言葉は、
刻一刻
(
こくいっこく
)
に身体も顔も変ってきて、まったく一個のスフィンクスになっている。
時代閉塞の現状:(強権、純粋自然主義の最後および明日の考察)
(新字新仮名)
/
石川啄木
(著)
それでもやっぱり、じぶんの死ぬときが、
刻一刻
(
こくいっこく
)
とせまってくるのがわかりました。
三枚のヘビの葉
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
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しかし、そういううちにも、水かさは
刻一刻
(
こくいっこく
)
と増すばかり、小林君自身が、もう不安にたえられなくなってきました。それに、春とはいっても、水の中は身もこおるほどのつめたさです。
少年探偵団
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
黙然
(
もくねん
)
として
刻一刻
(
こくいっこく
)
。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
刻
常用漢字
小6
部首:⼑
8画
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
刻
常用漢字
小6
部首:⼑
8画
“刻”で始まる語句
刻
刻限
刻々
刻煙草
刻薄
刻下
刻苦
刻込
刻足
刻参