初蝉はつせみ)” の例文
城の奥は、若葉のみどりにつつまれて、時折、初蝉はつせみの声がするほか、じゃくとしている。しかもなお今朝から登城した諸将で退さがって来るものは一名もなかった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)