“出逢頭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
であいがしら71.4%
であひがしら28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「新さん、お前さんは可哀想だね。——聴いちゃ悪いと思ったけれど、出逢頭であいがしらで、逃げることも隠れることも出来ないんだもの、みんな聴いてしまったよ」
で、一旦内へ引返ひっかえして、応急の薬剤と繃帯ほうたいとを用意して、足早に表へ出ようとする時、七兵衛父爺じじい寝惚眼ねぼけまなここすりながら裏口を遅々のそのそ出て来た。出逢頭であいがしら喫驚びっくりして
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「新さん、お前さんは可哀想だね。——聽いちや惡いと思つたけれど、出逢頭であひがしらで、逃げることも隱れることも出來ないんだもの、皆んな聽いて了つたよ」
ゆき子は出掛けようとして、路地の出逢頭であひがしらに、向うからほつほつやつて来る伊庭に会つた時は、初め、伊庭ではなく、伊庭の兄かと思つた。伊庭も吃驚びつくりしたやうだつた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)