“内浦湾”の読み方と例文
読み方割合
うちうらわん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北海道の冬は空までせまっていた。蝦夷富士えぞふじといわれるマッカリヌプリのふもとに続く胆振いぶりの大草原を、日本海から内浦湾うちうらわんに吹きぬける西風が、打ち寄せる紆濤うねりのように跡から跡から吹き払っていった。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)