“兵粮攻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひやうらうぜめ50.0%
ひょうろうぜ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
城に籠つてゐたら、他からの侵略は無いが、てもなく兵粮攻ひやうらうぜめと謂つたもので、自分で自分をくるしめなければならぬ。自體周三等の籠つてゐる城は、兵粮に欠乏けつぼふがちだ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
遠巻きにして兵粮攻ひょうろうぜめにでもされたなら、味方の兵共は親類縁者を頼って降参し、止まる者はほんの僅かに過ぎないでござろう、憚りながら、君の御めを思えばこそ隠さず申し上げるのでござる
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)