兩面りやうめん)” の例文
新字:両面
かれこの兩面りやうめん生活せいくわつを、ほとんど循環じゆんくわん小數せうすうごとかへして、ことらないのだとふ。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
おもり石の左方さはうに畫きたる火山石を人工じんこうにて橢圓体状だゑんたいじやうに爲したる者にして、上下兩面りやうめんの中央には人工にて穿うがくぼめたる穴有り出所は甲斐西八代郡大塚村なり。諸地方しよちはうより出でたる類品るゐひん甚多し。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)