入交いれか)” の例文
晩飯の菜に、塩からさめ過ぎた。どれ、糠雨ぬかあめでも飲むべい、とってな、理右衛門りえむどんが入交いれかわってがしつけえ。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
世を果敢はかなんで居るうちは、我々の自由であるが、一度ひとたび心を入交いれかへて、かかところへ来るなどといふ、無分別むふんべつさへ出さぬに於ては、神仏しんぶつおはします、父君ちちぎみ母君ははぎみおはします洛陽らくようの貴公子
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)