兆民居士ちょうみんこじ)” の例文
そこには「明星みょうじょう」という文芸雑誌だの、春雨しゅんうの「無花果いちじく」だの、兆民居士ちょうみんこじの「一年有半ねんゆうはん」だのという新刊の書物も散らばっていた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
またかつて兆民居士ちょうみんこじを評して、あきらめる事を知つて居るが、あきらめるより以上のことを知らぬと言つた事と撞着どうちゃくして居るやうだが、どういふものかといふ質問である。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)