傘枝かさえだ)” の例文
乳いろの霧の微粒が静かにうごいてゆく空に、傘枝かさえだを高くひろげた目印の松が、もう武蔵の目にも見えたのである。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
朝の月を貫いてひょろ長い一本松が傘枝かさえだをひろげていた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)