“偽名”の読み方と例文
旧字:僞名
読み方割合
ぎめい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或る男がいて、女を偽名ぎめいで呼びよせる。そこで宿のがらんとした日を利用して、鍵を手に入れ、女を誘ってその浴室にはいりこむ。
浴槽 (新字新仮名) / 大坪砂男(著)
そして、賊の姿を一目見るやいなや、これこそ、外務省の辻野氏と偽名ぎめいした、あの人物にちがいないと証言しました。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「ええ、いってくれなくても結構よ。……要するに、あんたは、偽名ぎめいして、あんなところに隠れているのね」
キャラコさん:03 蘆と木笛 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)