“偏土”の読み方と例文
読み方割合
へんど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何分にもこの通りの偏土へんどでござりまして……」と、太守は答えた。
このような偏土へんどに来て、しかもこのような神秘な尼僧院の中で、そして一夜を一つ衾に夢を結んだ生命の恩人である尼僧から、突然懐かしい父の名を耳にしようなどとは夢にも思いがけぬことだった。
鍵から抜け出した女 (新字新仮名) / 海野十三(著)