“保与”の読み方と例文
読み方割合
ほよ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見ているものは保与ほよのついた山松ばかりだった。翁は相撲場の中へ入り瓜わらべを土の上へ抱き下した。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
翁はそういって、傍の保与ほよ(寄生木)のついている山松を見上げた。その日は何心なくそれで過ぎた。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
代りに親猪の怒れる顔面を翁は保与ほよのついた山松の根方に見出した。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)